【レポート】知ってるIT部門は得をする!チームの満足度と業務効率化を一度に向上 ~メルペイ様に見るAmazonビジネスの活用方法~ #AWSSummit
はじめに
AWS Summit Tokyo 2019 Day2 で開催されたセッション”知ってるIT部門は得をする!チームの満足度と業務効率化を一度に向上 ~メルペイ様に見るAmazonビジネスの活用方法~” についてレポートします。 アマゾン ジャパン合同会社 Amazonビジネス事業部 藤野 誠一郎 様です。
セッション概要は次の通りです。
仕事に必要なモノを立替購入し経費精算するストレスは想像以上に大きく、会社としてのコスト管理もままなりません。本講演では、Amazonビジネスの品揃え、利便性、データの一元化によるデジタルトランスフォーメーションがどのようにカスタマーサクセスを実現するのか、事例を交えてご紹介します。
セッションレポート
以下、セッションレポートです。
- Amazonの企業理念「地球上で最もお客様を大切にする」
- いろんな意見がぶつかる時にもお客様中心で考える。DNAに根付いている。
- 1997年 ジェフ・ベゾスの株主への手紙
- 顧客中心主義
- 長期思考
- カスタマーレビュー★★★★☆
- 出版社には良いレビューだけを乗せれば売れるのでは?と言われたが、お客様が買う決断をするためのお手伝いしているからやっている、ということ
- Amazon Go
- レジの無いコンビニ
- Introducing Amazon Go and the world’s most advanced shopping technology - YouTube
- 誰が来て何を手にとったか分かる、外に出るとAmazonアカウントに課金される
- アメリカに11店舗ある
- 買い物体験でレジに並んでお金を払うのが買い物の中で面倒な時間
- 購買体験をどう良くするかを考えサービスを始めた
- INNOVATION
- お客様の体験をより豊かにするために、いかにイノベーションする?
Amazon Business
- Amazon の B2B 向けサービス
- 2015年 アメリカで登場
- 2017年9月日本
- 売上100億ドル・数百万社
- 数億種類の品揃え
- 6割以上の国立大学が登録
- IT、製造、流通、小売‥様々な業種、大企業から個人事業主まで利用
- 会社で非効率なものって何?
- テイルスペンド
- 会社のお金の80%は計画購買、20%が非計画/突発購買
- 非計画:ビジネス本、ハロウィンパーティの物、種類が多く色々なところから買ってる -> 経費精算している
- 企業で発生している課題
- 金銭的コスト
- 買い物にかかるコスト
- 処理にかかるコスト
- Amazonとしてできること
- 豊富な品ぞろえ
- 法人価格、数量割引
- 請求書など選べる支払い方法
- 複数ユーザーで利用可能 -> 経費精算がなくなる!
- Businessプライム
- 購買分析レポート機能 -> どの部門がどれだけのものを何個買ってる?が分かる。
- お客様の時間とコストの削減
- 36%時間とコストを削減できるというデータもある
メルペイ 小川様 へのインタビュー
- メルペイとは
- キャッシュレス決済サービス、メルカリの売上が色んな場所で使える
- メルペイ メルカリアプリでかんたんスマホ決済
- どうやってAmazonビジネスを知った?
- Amazonを使っていて建て替え経費精算してたが、請求書払いできないかな?と思っって検索したらすでにあった。
- 部下がレンズなど買って数十万単位で一旦自腹を炒めてるのを解決できる。
- 導入までの期間は?
- まず翌日から自分のチームだけで使い始めた。その後1ヶ月で全社で利用しはじめた。 -> 登録は無料。なので、試しに使ってみればよい。
- どこがメリットと感じてる?
- 立替経費精算が必要なくなった -> ここに時間を使わなくて良くなった
- UIが通常のAmazonと同じので、使い始めるまでのハードルが低い -> B2CのAmazonがベースだからユーザービリティが変わらない、通常は教育が発生するが拍子抜けするくらい簡単だったという事もある
- 配送時間が早い、翌日イベントしようとか良くあるので便利 -> 早ければ当日届く。法人向けではなく、B2Cと同じ倉庫、同じ仕組みで届く。
- メルペイ様独自の活用方法ある?
- 全社展開、基本的には全ての社員にID/Passwordを持っている。会社のカルチャーに即している。Trust and openness。 -> 購買にURLを伝えて買うスタイルもあるが、折角検索までするならそのまま買ったほうが、満足度高い。ワークフローも用意している。
- メルペイにとってのメリットは
- 時間をよりプロダクトの時間に割くことができる。 -> 従業員の皆様がより楽に商品を探すことができる。その分をプロダクトの時間に使うことができる。ミレニアム世代では紙で経費精算はナンセンス。
特徴
- 無料で登録できる。
- 何人でも登録できる。
- ワークフロー使える。
-
全てはお客様の「お客様」のため
- 紙を受け取らない、見える化、ガバナンス、コンプライアンス、面倒な作業から開放、更にその先の「お客様」のために時間を使える
まとめ
実はAmazonビジネスについて何も知らずに参加したセッションでした。小売プラットフォームを持っているAmazonが購買から経費精算までをワンストップで提供してるなんて素敵です。これは多くの企業が恩恵を受けられ、本流のビジネスに注力できる時間を増やすことができるのではないでしょうか。